鯛のお好み焼きとたこ焼き、塩焼きそばの三種盛りの弁当になっています。お好み焼きはソースだと味が濃いので、醤油だれにして鯛の風味を活かしています。また相性の良い山椒も入れています。ソースだけだと味に飽きてしまいますので、それぞれ味を変えているのが特徴です。
そうですね。岡山県備前市日生地区には名産の牡蠣の入った「カキオコ」というご当地グルメが有名で、以前から宇和島ならではのお好み焼きもできないか考えていました。今回、鯛弁当コンテストを開催することを耳にしたので、宇和島名産の鯛を使ったお好み焼きに挑戦してみました。お好み焼きの具材は肉類や魚介類が多く、鯛などの魚類がないので面白いと思います。
創業は2005年です。今年で16周年になります。
MoCoは奥さんのお義母さんから始まりました。元々ここは酒屋でお義母さんが営んでいました。ある時、酒屋を閉め、大阪にあるお好み焼きの専門学校に入学し、お好み焼きの勉強をしました。
そして、学校卒業後に宇和島へ帰り、酒屋のあった場所でMoCoを始めました。 その後、私が店を継ぎ今に至ります。
私は茨城出身で奥さんと東京に住んでいました。
東京での生活がとてもハードだったため、奥さんの出身である宇和島へ移住を決めました。その前にリフレッシュのため、1ヶ月間ハワイへ行きました。
ハワイ滞在中に、メインストリートの「カラカウア通り」で「まつりインハワイ」というイベントがありました。そのイベントは日本の祭もいくつか参加していたので、奥さんと2人でイベントを観ていました。
そしたら、なんと最後のトリで牛鬼が登場!宇和島出身の奥さんは大興奮!外国人も一番盛り上がっていたと思います。
なんで牛鬼が出ているのか気になって関係者に話しかけたところ、
宇和島市とホノルル市が姉妹都市であることを知りました。
当時は宇和島市とホノルル市は国際姉妹都市ということをあまり知られてなく、交流活動も少ない状況でした。
「私たちでなんかできることはないか」
宇和島へ引っ越しMoCoを継いでからも、ずっとそのことを考えていました。
そうです。
それからMoCoをハワイぽく装飾しました。
そんなある時、えひめ丸事故(2001年、宇和島の高校生が乗った船とアメリカの船艦が衝突し、教員と高校生が亡くなった事故)の遺族の方が「ハワイが好きな人たちがやっているお店がある」と聞きつけ、MoCoに来てくれました。
遺族の方は元々ハワイが好きで事故前から、ハワイへ遊びに行っていたようです。だからこそ黙祷など暗いものだけではなく、明るく楽しめる宇和島とハワイの交流イベントができたらとお話ししてくれました。
それがキッカケで「宇和島Hawaiianフェスティバル」を開催することになりました。
ハワイ旅行の出来事はハワイが好きになっただけでなく、様々な偶然が重なり私たちに大きな変化をもたらした1ヶ月間でした。
んー…
私が住んでいた場所は関東平野が続いていて、近くに山がありませんでした。その反面、宇和島は山が近く、海も素敵な場所が多く景観が全く違います。
あと宇和島は和霊神社や宇和島城など歴史的なものが豊富にあるところですかね。宇和島に住んでいるとわからないかもしれませんが、外にアピールできるところはたくさんあると思いますよ。